測量成果検定 Q&A

全体編

測量成果の検定を受けることになりました。申込みの方法と完了までの事務手続きについて教えてください。

測量成果の検定申込み等の事務手続きは次のとおりです。

(1)検定の申込みには、以下の二つの方法があります。

オンラインでお申込いただけます。

(2)成果品等の搬入と検定契約書の作成

申込み終了後、成果品等は持込みまたは宅配便(元払い)でお送りください。検定担当者は、検定数量や検定期間の確認を行い、測量成果品検定業務委託契約書(2部)を郵送しますので、到着した契約書に測量作業機関の代表者の押印後1部返送してください。

(3)検定証明書と請求書の発行

検定終了後は、測量成果検定記録書を付した検定証明書を発行し、請求書を添えて郵送します。お預かりした成果品等は、証明書等とは別便で返却します。

(4)検定料金のお支払い

請求書が届きましたら、30日以内に指定の銀行口座へお振り込みください。

「測量成果検定記録書」は検定証明書と対になる書類で、検定時に見つかった指摘事項等の内容を一覧表形式に記載して発行します。

測量成果の検定料金について教えてください。

以下「検定料金一覧表」をご覧ください。この料金表に記載のない成果検定につきましては、別途お問い合わせください。

検定料金は年度ごとに改定されます。例年、年度当初の4月に、日本測量協会のホームページで公表しますのでご確認をお願いします。

電子納品を含む測量成果の検定について教えてください。

電子納品成果の検定も行っています。
検定は、フォルダやファイルが電子納品要領に則って作成・格納されているか確認を行います。

数値地形図における電子納品の成果検定は、
①数値地形図の検定が全数であること、
②数値地形図の検定と併せて申し込みがあった場合
とさせていただきます。「電子納品の成果検定のみ」の場合は、ご注意ください。

基準点・水準測量成果編

基準点測量の成果検定の流れについて教えてください。

成果品等を受け取り後、以下のフローに基づき検定を行っていきます。

計算結果に係る問題等が発生していなければ、そのまますべての簿冊の検定を進めます。
指摘があるときは、当該指摘事項を記した付箋紙を貼り付けた状態で成果品等をご返却します。測量作業機関は、付箋紙の指摘事項等について確認し、修正等の処置を行い、再度成果品等を提出してください。検定者は処置内容を確認し、特段の問題がなければ検定終了となり、測量成果検定記録書を付した検定証明書を発行し成果品等をご返却します。

検定途中で計算結果に関わる大きな問題が見つかった場合は、その時点で検定を中断します。測量作業機関は、再計算等の処置を行ってください。また、作業規程の準則に規定されていない方法で観測を実施し、測量計画機関と協議がされていない場合も同様に検定を中断します。測量作業機関が再測や測量計画機関と協議するなどの処置がとられた後に検定を再開します。

検定は社内検査代行ではありません。
検定提出前に測量作業機関で十分な社内検査を行ってください。

基準点測量の成果検定には、どれくらいの期間がかかりますか。

指摘事項の修正に時間がかかった場合でも契約書を変更しなくて済むよう、契約書に記載する検定期間は実際の検定に必要な期間よりも長めに設定させていただいています。
検定期間は概ね1か月を見込んでいただきますが、検定数量や検定する時期により前後する場合がありますので、お申し込み時にお問い合わせください。
なお、特段の問題がなく検定を終えた場合は、契約した期間よりも早く成果品をお返ししています。

基準点測量の成果検定では、どのような成果品や資料が必要でしょうか。

基準点測量の成果検定を受ける際に必要となる成果品等は、以下リンクからご確認ください。

測量作業地域が数箇所あり、それぞれの作業量が異なり場所も離れています。測量成果の検定には、作業が終了した地域から成果品を提出しても良いでしょうか。

測量成果品等のとりまとめが終了した地域から順次検定にご提出いただいても問題ありません。

初めて基準点測量の成果検定を受けるのですが、成果のとりまとめに不安があります。とりまとめについての相談等は可能でしょうか。

もちろん相談や質問をお受けしています。

測量成果のとりまとめ方以外にも作業着手前の作業計画(平均計画図や観測計画等の作成)から、観測、計算まで疑問点がありましたら、測量技術センターまたはお近くの支部技術センターへお気軽にお問合せ・ご相談ください。

測量成果品の検符の方法について教えてください。

測量成果品の検符は、観測値・計算結果・転記内容・精度などに誤りがないかを確認するために行います。通常は作業者が黒色、責任者が赤色で確認し、日本測量協会の検定では第三者の立場から茶色の検符で成果品全般を点検します。

測量の観測値に対する計算結果、作業規程の準則に規定された許容範囲等の設定値、各種計算過程において、計算値や転写・転記したものが正しいかを確認する行為が検符を打つ目的です。測量作業機関では、二つの検符を打ちます。
先ず、黒色の検符(通常は鉛筆を使用)をその値を観測・計算した人が再確認しながら打ちます。
次に赤色の検符(赤インク)をその業務の責任者(作業班長や主任技術者等)が転写・転記や計算過程に誤りがないか、さらには所定の精度が確保されているかを点検して打ち進みます。黒色の検符の上位置に赤色の検符が打たれることになります。
測量成果の検定において、日本測量協会では茶色のインクを使用して、成果品全般について観測や計算及び成果品の整理が適正に行われたかを第三者の目で点検し検符を打ちます。こうして、厳正な検定を実施し、品質が確保されていることを確認して検定証明書を発行します。
また、測量計画機関の監督員が検符を打つ場合があります。監督員がチェックした箇所は、日本測量協会の検定で再度チェックすることはありません。

測量成果の検定を受けていない3級基準点を既知点として、4級基準点測量を実施しました。4級基準点測量の成果検定は受けられますか。

検定を受けていない3級基準点であっても、既知点として必要な精度を有し、公共測量成果として認められている場合は、4級基準点測量の成果検定を受けられます。公共測量成果として登録されていない基準点を使用する場合は、測量計画機関の判断と了解が必要です。

使用する既知点の成果が、検定を受けたか、受けていないかの問題ではなく、既知点として使用する基準点が、当該測量を実施する際に、後続作業に必要な測量精度(作業規程の準則に規定されている精度)を有しているかが重要となります。

既知点として使用する基準点が公共測量の手続きが行われ、公共測量成果として認められているかどうかを確認してください。
確認するには、国土地理院ホームページの「基準点成果等閲覧サービス」で、その基準点が表示されれば公共測量成果として登録されています。

公共測量成果として登録されていない基準点を当該測量に使用する場合は、測量計画機関に判断をゆだねることになります。その判断で了解が得られた場合にのみ測量成果の検定を実施します。なお、測量計画機関の判断内容は、打合せ記録簿等に記録しておく必要があります。

基準点測量において節点が10点ある場合、測量成果の検定証明書の記載及び検定料金はどのようになりますか。

検定証明書には新点数のみを記載します。しかし、新点と同様な成果表や点の記が必要な節点の場合、新点と同じ検定内容が必要です。このため、設置点数が多い測量で節点数が新点数の5割を超える場合は、別途検定依頼機関との協議により検定料金を決めています。

節点とは、基準点間の視通が確保できない時などに、その中間に設置する一時的な点です。

一つの業務を複数の測量会社でブロック分けし基準点測量を実施しています。測量成果の検定はすべて受ける予定です。既知点として使用した基準点は他社が行っている測量業務であり、まだ正式な成果が出ていない状況です。成果品のとりまとめや測量成果の検定において問題はないでしょうか。

他社が行っている業務で完了していない基準点成果を使用する場合は、計算過程で暫定成果として取り扱います。従って、 既知点として使用した成果値に変更が生じた場合は、関係する測量計算はすべて再計算となります。
検定証明書は他社の成果検定終了後に発行することになります。

もし一つのブロックで計算誤りがあると他のブロックにも影響してしまいます。より入念な社内検査を心掛けてください。

電子レベルのメモリ機能で観測値を記録したデータをパソコンで手簿出力した場合、測量成果の検定は受けられますか。

水準測量の観測値の記録は、動作の結果が正しいと確認された水準測量作業用電卓からの出力データもしくは手書きによる手簿で行います。これは、安易なデータの改ざんを避けることにあります。よって、これ以外の方法の場合は打合せ記録簿等により測量計画機関の承認を得ておく必要があります。

タブレットやPC等を使用して現地で観測値を入力して記録する場合も必ず事前に測量計画機関の承認を得てください。

河川両岸で実施した水準基標測量・定期縦断測量等の成果検定数量について教えてください。

河川両岸で水準基標測量・定期縦断測量等を実施した場合の成果検定数量は、作業範囲の河心延長ではなく、実際両岸で実施する水準測量の総延長が検定数量となります。

GNSS測量において、10㎞以上の辺と10㎞以下の辺が混在しているセッションの場合、観測時間は2時間以上で統一した方が良いですか。

作業規程に定められているとおりの辺長に応じた観測時間で問題ありません。

地図成果編

数値地形図の成果検定の流れについて教えてください。

数値地形図の成果検定は、提出された数値地形図データファイル(出力図)による目視検定と数値地形図データファイル(DMデータ)による論理検定の二つの工程があります。

まず数値地形図データファイル(出力図)の内容の過不足及び地図表現が作業規程の準則、図式等に規定されているとおりに作成されているかを目視検定を実施し、出力図に指摘箇所を記載したものをご返却します。
測量作業機関は、指摘箇所を確認・修正し、結果を反映させた数値地形図データファイル(DMデータ)を提出してください。論理検定を実施し、書式、構造について確認し、指摘箇所の資料とDMデータをご返却します。
論理検定は、エラーが無くなるまで繰り返します。エラーが無くなったことを確認した時点で検定終了となり、検定記録書を付した検定証明書等を発行し、成果品等をご返却します。

なお、論理検定への数値地形図データファイル(DMデータ)提出の際には、国土地理院の「公共測量ビューア・コンバータ(PSEA)」をダウンロードして事前にデータチェックをしていただき、エラーを修正いただいたデータを提出いただけると幸いです。実施していただくことにより検定の効率があがり、ご返送が早まります。
また、測量計画機関の仕様や指示により、作業規程の準則付録7公共測量標準図式と取得基準や分類コード等が異なる場合は、データ提出時に関係資料等を併せて提出してください。

数値地形図等の検定では、どのような成果品や資料が必要でしょうか。

数値地形図等の成果検定を受ける際に必要となる成果品等は、以下リンクからご確認ください。

数値地形図の成果を検定する場合、抽出検定でも品質は確保できるのでしょうか。

抽出検定では全域の品質は確保できません。 数値地形図は図葉ごとに内容が異なりますので、抽出検定ではその部分のエラーは解消されますが、それ以外の未検定部分ではエラーが多く残っていることが考えられます。このようなデータを2次利用しようとした場合、不整合が発生する場合があります。そのために多くの経費と時間を浪費することにならないよう、全域の検定をされることをおすすめします。

全域の検定を受けることで、納品する数値地形図の成果全体の品質を確保することができます。
ぜひとも全数検定をご検討ください。

面積が狭い数値地形図についても、成果検定をしていただけますか。その場合の検定料金を教えてください。

狭い面積の数値地形図も検定を行っています。検定料金については、合計額が30,000円に満たない場合は、30,000円(税別)が最低料金となります。(検定料金は令和8年4月1日現在)

数値地形図の成果検定には、どれくらいの日数がかかりますか。

面積、対象の地域(都市部か山間部か)及び地図情報レベルの組み合わせで異なりますが、地図情報レベル2500、都市部、3.0k㎡の場合、検定成果を受領後、概ね1~2週間程度かかります。
ただし、指摘箇所が多かった場合や申し込みが増加する繁忙期では、それ以上の日数を要することがあります。

三次元点群測量の成果検定において、提出する点群データの属性情報やデータ構造などの指定はありますか。

データ仕様等は、仕様書や要求仕様(測量計画機関作成)によります。成果検定時には、提出いただいた仕様書等を踏まえて検定を実施します。

三次元点群測量の成果検定では、どのような成果品や資料が必要でしょうか。

三次元点群測量の成果検定を受ける際に必要となる成果品等は、以下リンクからご確認ください。

三次元点群測量の帳票等をまとめるうえでの注意点があれば教えてください。

すべての三次元点群測量手法に共通するものとして、帳票の誤字・脱字・記入漏れの他、特に他帳票との整合にご注意ください。また、三次元点群データの検定では、フィルタリングの不良や等高線交差等が多く見受けられる傾向がありますのでご注意ください。

測量成果検定以外の検定やサービス等はありますか。

日本測量協会では、測量成果検定以外に以下の検定等を実施しております。詳細はホームページを参照ください。

測量機器検定

民間等電子基準点の性能検定

カメラキャリブレーションサービス

電算プログラム検定